日間賀島旅行
日間賀島旅行日程 8月25日〜8月26日
ご存知ない方も多いだろう。
愛知県南知多郡 三田湾に浮かぶ離島。
人口は630世帯2,051人という小さな小さなこの島に私は降り立った。
私は観光地というものがどうも好きになれない。
観光地と言えば、大阪、京都、沖縄、あたりを想像する人が多いと思うが、この日間 賀島を連想する人はいないだろう。だからこそ私は日間賀島を選んだ。
また、私はウェイが嫌いなのだ。
ウェイとはこーゆーやからである。
早稲田にもいるだろう。
高田馬場、渋谷、新宿、東京の街はどこをあるいてもウェイと出くわす。
以前、京都、大阪沖縄を訪れたがそこでもウェイに遭遇した。
彼らはうるさい、非常に耳障りである。
言わばこの旅はウェイからの逃避行であり、日本本島からの出エジプトなのである。
ところが、日間賀島すらも彼らの占領下にあったのだ。
日間賀島への到着後真っ先に海を目指した私は海岸を埋め尽くすウェイたちに絶句した。
そう、ここは名古屋のイケイケサークルの合宿所だったのだ。
タコとフグの島ではない。
完全にウェイの島だった。
ウェイから逃げるように民宿にもどる。
プライベートな話で申し訳ないが私はこの旅に彼女を連れてきた。
若い男女が同じ屋根の下止まるのだ。下心がないわけでもない。
というかめちゃくちゃある。
私の作戦は日間賀島の海に彼女を誘い出し、満天の星空の下ロマンチックな雰囲気を作り出すことだった。
そこから先は皆様の想像力に委ねることにする。
都会では見れない星空に彼女の心も踊ること違いない。
日間賀島名産のヒラメとイカ、カンパチのおつくり
伊勢海老の活け作り
腹ごしらえも終わり外は暗くなった。星を見に行こうと私は彼女を外へ連れ出した。
外は一面の星空だった。隣を見れば感動する彼女の顔。私は勝利を確信した。
だが、
「ヨッシーさん、アナルに花火入れるんすか!?」
「ヨッシーさんヤッバwww」
どこからともなく声が聞こえてきた。
どうやら名古屋のウェイサーのヨッシーなる人物、肛門に花火を入れる豪傑らしい。
だがこのような者の末路は決まっている。
ヒヨってやらないか、やって後悔するかのどちらかだ。
周囲の後輩の数から見て、おそらく3男なのだろう、ヨッシーにとってヒヨリは悪手。
後輩からの信頼を失うことにつながる。
もしかしたらヨッシーなる人物。
この一夏に全てをかけているのかもしれない。
自身の体を張った危険な芸当により、一躍サークルの中心人物となる算段だろう。
このような人間はどの大学の組織にもいるのかと思うと、サルの同時多発的な進化も うなずける。
ある地域でサルが芋洗を始めると全く離れた地域でも芋洗を始めるというものだ。
私の大学の友人でも同じことを試みようとしたものがいた。
もしかしたら1万年たった今でも人はサルの域を出ないのかもしれない。
さて、こちらは完全にヨッシーのせいで興ざめである。
ムードもへったくれもなくなった今、私は翌日の早朝に控えた釣りに向けて静かに目を閉じることしかできなかった。
2日目起床し、漁船に乗る。
私はこの船釣りを楽しみにしていた。
なにしろ貸切にするため、2万5000円も支払ったのだから。
私のバイト代は時給1000円なので25時間分の労働に相当する。
漁船には魚群探知機が付いているため、魚が釣れるポイントを容易に把握することができる。
男前な船長は慣れた手つきで船を操りものの5分でポイントを見つけ出した。
釣り糸を垂らすと、、、
気持ちいいくらいに釣れる。
まさに入れ食い状態。
だが1時間後、体に異変が生じる。
腹部から催す吐き気と頭部を槌で何度も打ち付けられたような頭痛。都会での暮らしに慣れきった体は船上の環境に拒絶反応を起こした。
船酔い。リタイヤ。都会者の情けない醜態をさらす結果となった。
6時間の予定時間の中、2時間でのリタイヤ。
私の25時間はたったの15匹の雑魚となった。
「次は酔い止め飲んで来い」 船長の日間賀の水面の笑顔が眩しかった。
民宿の女将さんから釣った魚をクーラーボックスにいれてもらい、島を後にした。
帰宅後、さっそく釣った魚たちを捌いた。
釣り上げた小ぶりのアジやイワシに混ざって、釣ったこのない青色の背中が混ざっていた。
鯖だ。
釣果をあげられなかった我々に気をきかせて女将さんがいれてくれたのだろう。
紹介が遅れました。中夜祭メンバーのいつにゃんです。
なんでブログにこんなこと書くの?という方がいるでしょう。というか、ここまで読んでくださった方に拍手を送ります。 完全に自己満足です。
本番は自己満足で終わらないようがんばりますので応援よろしくお願いします。
中夜祭実行委員会 いつき