アングラ出身から見た早稲田
おい早大生!俺はお前らが嫌いだ!!!!
偏差値40のドカチン高校からわざわざ一年浪人して憧れの早稲田大学に入ったっていうのに、入ってみたら猿ばっかりじゃねーか!!!!
お前らが見下してる中卒の友達がロータリー見て言ってたぞ!
「いい歳して恥ずかしくないのかな」って!
外から見ればお前らなんかチンパンジー以下だぞ!それをちゃんと自覚しろ!
てか事あるごとに肩組んで紺碧歌うんじゃねぇよ!愛校心強すぎだろ!仲間内だけで盛り上がってんじゃねぇよ!俺はまだ歌えねぇんだよ!
そもそもアレ痛いからな!早大生たるもの早稲田が好きって言わなきゃいけない空気感!
ばーーーか!!!
お前らが好きなのは早稲田大学じゃなくて「早大生」ってブランドなのに早く気付いた方がいいぞ!
お前ら早稲田大学の世間的地位が下がったら全然好きじゃなくなるだろ!
早稲田大学の学生証を見せただけで女子高生と仲良くなれなかったら嫌いになるだろ!
就活でろくにESも書けないのに内定がもらえなくなったら嫌いになるだろ!
そういうとこだよ!嫌いなのは!
お前らの早稲田愛は純愛じゃない!!!!
二度と「わせだわせだしあわせだ」なんて言うな!
「ろくに勉強もせず酒を飲んで女を抱いてただけなのに結局大企業に就職できるからわせだはしあわせだ」って言え!馬鹿!
みんなが早稲田への愛を語っていたんであえて、入学当時に感じていた早大生への違和感を書いてみた。
こんなに早大生は馬鹿なのか!こんなに倫理観がないのか!
本当に「憧れの早稲田大学」と「リアルな早稲田大学」のギャップに驚いた。
でもそれ以上に
「早大生になる前の僕」と
「早大生の僕」に向けられる世間の目のギャップに驚いた。
僕は生まれてこのかたずっと半端モンだった。東京生まれヒップポップ育ち、悪そな奴はだいたい友達!
頭の良さなんて無意味で、腕っぷしだけが評価される荒川区で育った。何かに打ち込むこともなく大切な青春の時間を、ダラダラとすり減らしていた。
そんな僕が人生で一度、一年間だけ勉強をし、たまたま早稲田大学に合格した。
世の中の僕を見る目が一変した。
僕のことをロクデナシ扱いしてきた大人達が急にチヤホヤしてた。
「やっぱり清野君ならやると思ってたよ!」
ビックリした。
肩書きでここまで人生が変わるのかと。こんなもんなのかと。
僕は何にも変わっていないのに。
早大生という肩書きがなかったら世の中は冷たい。本当に冷たい。
普通は物を壊したり人を殴ったら警察に連れて行かれるし、授業をサボったら不良認定される。
僕たちは早稲田大学に甘やかされている。
そんな最強の盾である「早大生」もあと半年で期限切れ。
僕たちは社会に放り出される。
もう四年生に馬鹿をやってられる時間はない。
早稲田祭が最後のチャンスだ。
中夜祭が最後のチャンスだ。
切羽詰まった奴らが作るものは必ず面白い!
それを11月5日夜の隈前ステージに確かめに来い!